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支部活動にご登場いただく講師の方をフィーチャーしている会報Familyの「HUMAN HUMAN」。
eふぁみりでは、講師の方からのメッセージなどをご覧いただけます。

【2011年度 CONTENTS】

<会報Family343号344号「ビジネスの流儀~シャツにこだわる」連載コラム>

<会報Family340/341合併号 「ビジネスに成功を呼び込む“やれる気”のすすめ」連載コラム>



ビジネスの流儀~シャツにこだわる(2)

外から見てわかる日本人の素晴らしさ

フレックスジャパン株式会社 取締役 徳武 初男 氏

<プロフィール>
長野県千曲市に本社を置きシャツ製造販売を事業とする「フレックスジャパン株式会社」で取締役、FS事業部担当役員を務める。
長年シャツ業界の一線で活躍。卸部門の営業、SE、生産管理、国内外の直販などアパレル全般に幅広い知識を持つと共に、中国のビジネス事情にも精通している。
地元の信州の山々をこよなく愛し、休日は山小屋で過ごす自然派の一面も。ビジネスの話題や日々の暮らしの所感を趣味のスケッチと共に綴ったブログ『里山生活』も好評。
●フレックスジャパン株式会社 http://www.flexjapan.co.jp/
●直営ストア(プラトウ) http://www.flexjapan.co.jp/store.html
●里山生活 http://satoyama.naganoblog.jp/

価格競争が激化するアパレル業界。当社でも10年以上前から、国内の工場だけでなく生産の拠点をアジアにもおくようになりました。その担当者として、中国には本当によく足を運びました。近年は、元高の影響もあって工場の多くはベトナム、ミャンマーなどに移転したため、今は小売販売のマーケットの拡大に力を注ぎ、すでに中国国内に約100店舗を展開しています。そのため以前ほど多くはありませんが、それでも年に数回は中国を訪れています。
中国の発展ぶりは、皆さんも周知のことと思いますが、それでも実際に足を運ぶたびに変化する街並み、インフラ整備のスピード感には圧倒されます。数ヶ月訪れなかっただけで、空港の場所が変わっていた! そんな体験をしたこともありました。国の力で物事を動かしていく、その圧倒的なパワーが、この国の成長の原動力なのだと思います。
そんな人々をそれこそ動かす原動力といえば、食事。中国に行けば当然、中国料理を食べることになります。ところが中国4000年の味とはよく言われるけれど味も作り方もどうも大雑把で、日本での食事に慣れた私たちには美味しいとは感じられません。実は中国の方たちが日本に来たとき、ラーメンをご馳走するととても喜んで、美味しい、美味しいと言って食べていただけます。
このように料理ひとつとっても、つくづく日本人の細やかさ、几帳面さという国民性のすばらしさを実感させられます。もちろんそれは料理だけでなく、ビジネスにおいても、同様なのだと思います。
発展する中国、停滞する日本。われわれの国に未来はあるのでしょうか。

私は日本人の、日本人として培われた力があれば、今も世界において十分に戦える強さがあると信じています。海外に生産拠点を置けば、価格を抑えた商品作りが可能です。しかし日本の工場だからこそできることもたくさんあります。それを大事にするためにも、国内の工場をさらに充実させたいというのが今の私の思い。
日本人の持つ高い能力、すばらしい気質。それを私自身も誇りに思います。海外に足を運んでいたからこそ、気づくことができたことのひとつです。

徳武氏によるスケッチ~飯綱高原
徳武氏によるスケッチ~飯綱高原

最近興味をもっているというハーブ~ローズマリー
最近興味をもっているというハーブ~ローズマリー


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ビジネスの流儀~シャツにこだわる(1)

秋にはきのこ汁パーティを楽しむ里山生活

フレックスジャパン株式会社 取締役 徳武 初男 氏

<プロフィール>
長野県千曲市に本社を置きシャツ製造販売を事業とする「フレックスジャパン株式会社」で取締役、FS事業部担当役員を務める。
長年シャツ業界の一線で活躍。卸部門の営業、SE、生産管理、国内外の直販などアパレル全般に幅広い知識を持つと共に、中国のビジネス事情にも精通している。
地元の信州の山々をこよなく愛し、休日は山小屋で過ごす自然派の一面も。ビジネスの話題や日々の暮らしの所感を趣味のスケッチと共に綴ったブログ『里山生活』も好評。
●フレックスジャパン株式会社 http://www.flexjapan.co.jp/
●直営ストア(プラトウ) http://www.flexjapan.co.jp/store.html
●里山生活 http://satoyama.naganoblog.jp/

さまざまな意味で、厳しかった夏が終わり、信州もすっかりと秋の装いです。私は長野県で生まれ、仕事もずっとこの土地を拠点としておりますので、山に囲まれた信州の暮らしがもう肌に染み付いています。ふだんは市街に居を構えていますが、そんな山好きが高じて、数年前に山小屋を建て、週末は里山生活を満喫しています。
秋の里山生活は、楽しいことばかり。10月になると山の頂上付近から徐々に紅葉がはじまり、季節の移り変わりを目で、肌で感じられるようになります。秋は天気の良い日も多く、散策や庭でのガーデニングと気持ちの良い汗をいています。そうしてそろそろ秋が深まってくると、この季節の一大イベントの開催です。
会社の仲間や若手を呼んで、きのこ汁パーティが毎年の恒例です。当日は朝からきのこ狩りに出かけます。カラ松林をかき分けて、狙うは「じこぼう」、御存知でしょうか。しいたけほどの大きさで、なめこのようなぬめりのある、とても美味なるきのこです。その他にも、しめじなどいくつかの種類のきのこを収穫し、野菜と一緒にたっぷり煮込んで、自然の恵みをいただきます。さて、今年のきのこの出来はどうでしょう。今からちょっと気になります。
若手が多いときにはきのこ汁だけでは物足りないので、お肉もたっぷり用意して、バーベーキューもします。もちろんお酒も準備を整えて、にぎやかな一日となります。
自然豊かな山の中、その開放感からか、あるいはお酒の力も借りてのことか、みんなくつろいでざっくばらんに、本音の話が聴けるのが、実は私にとってはもうひとつの大きな収穫。ですから毎年このきのこパーティは、どんなに忙しくても欠かさず開くことにしています。
秋には秋の、そして雪深くなる冬には冬の、季節ごとにさまざまな楽しみがある山の暮らし。その日々の暮らしぶりは私のブログ『里山生活』にて綴っておりますので、興味のある方はぜひそちらものぞいていただけたらと思います。


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ビジネスに成功を呼び込む“やれる気”のすすめ(3)事務局コラム

東海支部事務局コメント

大林さんにファミリ会東海支部「ヒューマンスキルアップ研修」の講師を依頼するようになってから、今年で6年目になります。
大林さんは「知識の習得だけではなく、他企業の方との交流もできるカリキュラムを!」という事務局の想いも受け止めたうえ、トレンドも取り入れた企画を考えてくださいますので、いつも参加者の満足度が大変高く、感謝しています。 また、研修ではご自身の体験を飾らずにわかりやすく、そしてアツくお話されますので、参加者はぐいぐいと「大林ワールド」に引き込まれてしまいます。そして、講演を聞き終わると「やれる気」がむくむくと湧いてきます!

【行事開催のご案内】
 ・行事名:ヒューマンスキルアップ研修(対象:リーダー、課長)
 ・開催日:2011年11月25日(金)
 ・開催地:静岡地区
 ・テーマ:チームのまとめ方「チームモチベーション」研修


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ビジネスに成功を呼び込む“やれる気”のすすめ(2)

若者よ、仕事は楽しい。それを分かる日が必ず来る

株式会社ノビテク 代表取締役 大林 伸安 氏

<プロフィール>
日本一の規模の研修実施プロジェクトを講師側総責任者としてマネジメントした実績を持つ。研修講師としても大手企業を中心に100社以上、経営幹部から新入社員まで、何万人もの研修実績がある。また“やれる気請負人”として教育やコミュニケーションの促進により、組織や人材のやれる気を引き出す。
英国国立ウェールズ大学大学院経営学修士(MBA)、アクションラーニング学習コーチ(ジョージワトソン大学リーダーシップコース修了)。著書に「仕事が楽しくなる! 25のルール」(ダイヤモンド社)がある。

新入社員の皆さんも、そろそろ新社会人としての生活に慣れてくるころでしょうか。すでにこんなはずではなかった、なんて愚痴が出ている人もいるかもしれませんね。でもその気持ち、私にもよくわかります。実は私自身、仕事が本当に心の底から楽しくてしょうがないと感じるようになったのは35歳を過ぎてからです。
なぜ若いときには、仕事の楽しさを感じることができなかったのでしょう。それは漠然と「何かしなくちゃ! 」と焦っていたからです。今だからこそわかるのですが、その焦りの原因は、何もまだつかめていないから。その不安からそういう心境に陥ってしまうのです。
例えば新入社員なら、配属で自分の希望していた部署に行けなかった人もいるでしょう。でも向いている、向いていないと考える前に、まず目の前にあることを全力で実行してみてください。今の仕事を極めて、初めて分かることがあります。見えてくるものがあります。さらに進むも、道を変えるも、極めてから考えればいいことなのです。早く結果を出したいとか、このままじゃだめじゃないかと考えても仕方がないこと。なぜならまだ何もやっていないのですから。
私が新人研修を担当するときは、常に教室のどこかに新入社員だった頃の自分が座っているとイメージしています。そして当時の自分自身が一番言って欲しかった言葉を投げかけます。
「仕事ってほんと面白いぞ。つらいことも、厳しいこともあるけど、やっぱり仕事は楽しい。そう思えるときがくるから、頑張って絶対にここまで来いよ」
若い自分に伝えたかった言葉は、もちろん若い皆さんに伝えたい、人生の先輩からのメッセージでもあります。


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