セッション(2)
「人材育成の新展開〜eラーニング&集合研修のブレンド時代へ」
■FUJITSUユニバーシティのご紹介
最後にFUJITSUユニバーシティについてお話しします。これは第四ステップの実現になりますが、今年の4月に発表になりました。
ユニバーシティは実はいろいろなところにあり、トヨタユニバーシティ、IBMユニバーシティ、マクドナルドユニバーシティというものもあります。まだFUJITSUユニバーシティは一般には開放しておりませんが、今のところ富士通の従業員及びグループの従業員が対象です。サプライチェーンやお客様にどんどん広げていくつもりでおりますが、プロフェッショナル人材とビジネスリーダーの育成、あとはきちんとしたベースライン、「The
FUJITSU Way」と言っておりますが、クオリティコントロールの話なども学習します。特にプロフェッショナル人材の育成が重点ですが、ビジネスと教育を連動させたシステム作りとして多様なコンテンツを作り込んでいます。
これは外面図ですが、上にある三角形がそれぞれのソリューションカレッジです。カレッジごとに扱う学習テーマは違いますが、テクノロジーやソリューションやビジネス、GKIがグローバル・ナレッジ・インスティテュートです。それを支えるのがプラットフォームで、「FUJITSUネットキャンパス」というeラーニングプラットフォームです。対象は日本を含めて世界で16万人いますが、まず日本の富士通本体を対象に、今年4月に稼動しました。アジアパシフィック、アメリカ、ヨーロッパ系は来年4月の稼動を目指して作っているところです。
中のコンポーネントは3つありまして、ラーニングマネジメントシステムが中心で、機能を作り込んでいます。それからeラーニングのコンテンツとサービスの面ですが、メンタリング、チュータリングなど救援に応えなければいけません。サイバーコンサルテーションセンター(CCC)では、質問のメールが来たらインシデント管理したり、メールを転送したり、エスカレーション機能を作り込んで運用しています。
最終的にはeラーニング比率を全体の40%にして、コスト削減が見込まれることがわかっています。こういったノウハウも含めて、新しい小ぶりのパッケージに集約して、売っていこうと考えています。
人材育成の新展開ということで、eラーニングに限らず経営の効率化のために人材の育成が強く望まれています。基幹システムだけに投資するのではなく、ぜひヒューマン・リソース・ディベロップメントの方面にも投資していただいて、ますますの業績の発展を祈念します。
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