FACOM230-60(1968年)

  • コンピュータ
  • メインフレーム

1968年(昭和43年)に完成したマルチプロセッサ搭載、モノリシックIC全面使用したコンピュータ。FACOM230-60は、FACOM230-50と比し4~10倍の処理能力を有するばかりでなく、オンライン・データ処理機能を一段と強化した当時の国産機の中では最高性能を誇る汎用大型機でした。発表後、京都大学様をはじめ九州大学様、北海道大学様、名古屋大学様等各地の大型計算機センターに導入されたほか、電電公社様の加入データ通信、第一銀行様のオンラインバンキングシステムなど広範囲に使用されました。1970年(昭和45年)には、「FACOM230-60の開発」により国産技術の開発に多大な貢献を果たしたとして同年度科学技術功労者顕彰受賞の栄誉を獲得しました。

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