印刷物の情報を守る対策「電子透かし」には、次のような効果が期待されています。
(1) 真正確認: 原本をコピーすると隠し文字が浮かび上がります。一目で原本とコピーを区別できるため、真正確認ができます。
(2) 心理的抑止: 印刷者情報を見せることで心理的抑止効果を与えます。コピー放置や持ち出しを防ぐ効果があります。
(3) 追跡: 緊急時のために追跡情報を埋め込み、犯人を明確にします。

透かし技術には大きく分けて「目に見える透かし」と「目に見えない透かし」技術があります。

| 見える 見えない |
分類 | 特長 | 用途 |
|---|---|---|---|
| 見える | 重畳印刷 (常時視認) |
ヘッダ、フッタ、背景に常時見て分かるように注意を呼びかける情報を埋め込む | 不正持ち出し抑止 |
| 見える | 地紋印刷 (隠し文字印刷) |
コピーするとあぶり出される、警告情報や注意を呼びかける情報を埋め込む | 不正コピー抑止 原本との識別 |
| 見えない | 地紋透かし (見えない透かし) |
印刷者の情報を見た目では分からないように背景地紋に埋め込む | 情報漏洩 不正流通元の追跡 |
| 見えない | フォント透かし (見えない透かし) |
印刷者の情報を見た目では分からないようにフォントに埋め込む | 情報漏洩 不正流通元の追跡 |