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11/02/24 更新
 

論文詳細

ヨレないためのPMOの役割と実践

JX日鉱日石インフォテクノ 株式会社
富士通 株式会社
株式会社 富士通システムソリューションズ
論文要旨
一般的に、PMOには様々な定義・とらえ方があるが、今回、新日本石油の失敗PJ研究をトリガーに、新日石インフォテクノ(以下「IFTECH」)、富士通の戦略アウト部門、FSOLの3者WGによる共同研究を行い、PMOの“雪だるまモデル”を考案した。 雪だるまの首にあたるPMOは、ヨレ現象のヘッジ策と言える。ヨレ現象は失敗PJの前兆であり、典型的なヨレ症状は「聞いてない、言った筈」など、責任回避や責任転嫁の言葉として現れる。
本モデルのPMOとして、管理方法・レベルの明確化や、形式要件チェック、第三者目線での判断・調整など、7つの役割を定義し、実PJでこれを実践した。その結果、人に焦点を当てた実行段階の仕組み・組織として、PMOはヨレ現象の抑制に効果があった。
本研究の内容を皮切りに、PMOに関して様々な議論が開始されることを期待している。
なお、論文内容はWGメンバーの思いであり、各社の合意を得た成果物ではない。
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