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10/02/21 更新
 

論文詳細

グリッド上における統合シミュレーションの連携実行フレームワーク

独立行政法人 日本原子力研究開発機構
論文要旨

分散配置された計算機上に実装されたプログラムを協調動作させることにより、原子力プラントの耐力シミュレーションや核融合プラズマの制御シミュレーションなど、大規模かつ複雑な統合シミュレーションを可能とする枠組みについて紹介する。シミュレーション技術の進展に伴い多様なシミュレーション手法を統合することで、より精緻なシミュレーションが実行可能となってきている。しかしながら、個々のシミュレーション手法を実装したコードを組み合わせ、実行制御しながら動作させることは、科学者にとって大きな負担となっている。我々は統合シミュレーションにおける個々の要素プログラムの実行パターンが、ワークフロー型、パイプライン型などに分類できることに着目し、それらのパターンを設定ファイルに記述するだけで要素プログラムを連携動作可能とする機能を実現することで、既存コードを大幅に修正することなく連携動作可能とする枠組みを開発した。

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