金融機関の営業店端末システム開発では、営業店窓口オペレータの操作性評価が非常に重要であり、従来はお客様試験開始後の仕様変更による手戻りや運用開始後のクレーム対応が重い課題である。
この6月に移行を完了した「北海道銀行様の営業店システム更改」では導入後の改善要望やクレームが例外的に少なく、開発要員等の資源が次のプロジェクトへスムーズに遷移した。
最大の成功要因はプロジェクトの立ち上げから移行完了までの“お客様との密接な連携”にあるので、これを紹介したい。
■取り組み内容
-試験環境をPT(総合試験)開始前にお客様へ開放
-お客様、SIer、ベンダー合同の定期的な仕様評調整会議実施
■効果
-高品質とスケジュール遵守
-トータルコスト削減による利益の確保
-顧客満足度向上
■課題
-次期プロジェクトへのノウハウ継承
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