GSからGSへCPUをリプレースするとき、CPU能力を2~3割上げることが慣例だった。しかし、最近ではコスト削減のためCPU能力を低下(ダウングレード)させる要請が増えている。現場では長年の経験と勘に頼って実施していることが多い。
昨年発表したGSメタボ診断はお客様システムでの実践を重ね、メタボの検出からCPUダウングレードを実現するためのツールとして進化している。
この過程で、GSのリプレース難易度チェックシートが生まれ、後にCPUダウングレードの実現性を評価する手法も確立した。具体的には、最初に3つの簡易的な検証を実施する。3つとは、①CPUの余裕度、②ダウングレード後の性能予測、③リスク評価である。ダウングレードが現実的であると判断されれば、次に3つの本検証と改善を行う。本論文では実例を使い検証方法を紹介する。
CPUリプレースに関するリテラシーを高め、お客様の満足度を高めていきたい。
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