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10/02/21 更新
 

論文詳細

障害発生を防ぐために
-長期間の受託システム開発を通して発生した障害内容から考察する-

株式会社 九州地区農協オンラインセンター
論文要旨

システムの障害を分析し検討することで、障害を減らすための効果的な対策を打ち出すことができる。本論文では、大規模な業務システム開発を通して発生した障害原因を分析し、対策を打ち出した。障害の原因は「不注意」、「調査検討の不足」で全体の50%を占めていることが調査により分かったため、その障害を防ぐことで、大幅に品質改善ができると判断した。業務ごと、工程ごとの詳細な分析・検討から以下の7つの事項が効果的な対策であると結論付ける。
(1)各業務の優先度付け、作業の優先度付けの実施。(2)仕様書作成者による検証実施。(3)パッケージソフトは要件定義完了後に決定。カスタマイズ工数が大きい場合導入見送りを検討。(4)仕様書・テスト仕様書のレベル統一化基準作成。(5)画面項目、テーブル項目に対するチェック内容を記載するレベルまで落としたテスト仕様書の作成。(6)調査方法の妥当性チェック実施。(7)仕変発生分プログラムの顧客による検証実施。

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