近年大規模災害等により、企業の事業が中断に追い込まれるケースが見受けられる。中部電力グループでは、東海、東南海・南海地震等による大規模災害や有事の際にも、安定した電力供給を目指し、復旧体制の整備・電力設備の信頼性向上対策など、ライフライン企業として災害対策の更なる強化に努めている。
このような中で、昨今のお客さま向けサービス・業務支援等の情報システム導入の増加により、情報システム運用の中断が事業の中断に直結することが懸念される。
そこで中部電力(株)では、情報システム運用の継続を実現する「情報システム運用継続計画」(以下IT-BCPという)を策定し、まずは電力設備の早期復旧に必要となる配電システムを対象に、 IT-BCPに準拠したシステムに再構築することで、システムの早期復旧を可能とした。
今後は、事業継続に必要となる情報システムを選定し、IT-BCPを展開していく。
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