富士通ユーザー研究団体 FUJITSUファミリ会 語りあう夢、きそいあう知恵 FUJITSUファミリ会トップへ
10/02/21 更新
 

論文詳細

ソリューションビジネスサポート体制の確立に向けて

株式会社 富士通ビジネスシステム
論文要旨

・ インターネットは、中抜き・直販のビジネス形態の発達をもたらした。それは、卸・販社に対して、損益の圧迫と存在理由を迫ることとなった。これに対応して叫ばれたのが、“内部付加価値創造”であり、そのための“コンサル営業”による“ソリューションビジネス”であったが、実態としては、従来からの“システム開発商談”と似たようなものであり、かつ、内部のサポート体制は変わっていなかった。
・ 今回の金融危機は、環境を一層シビアなものとして、これらの内実を“本物”にしなければ生きていけない状況になりつつある。外部環境変化への対応とは、営業スタイルだけではなくて、企業が有機体であることを踏まえれば、全体最適視点からも、相応の内部サポート体制も確立しなければならない。
・ 目下、この要求に応えられた企業はほとんどないように見える。
・ 一方、古今東西不変の企業目標は”売上・利益を伸ばして競争に勝つ”ことである。
・ 私の提案は、この不変の「売上-コスト=利益」式とソリューションを売上の集計単位の1つとして定義付ける。コストは、ヒト=工数とモノ=購入価格の組合せで把握することをベースに、現行の個別原価計算方式を最大活用して間接経費のビジネス紐付けをするというものである。
・ソリューションビジネス対応には、あらゆる経営判断に必要なデータを正確・迅速に提供する仕組が必須であるが、提案は、この課題に、最大限、応え得ると確信している。

全文PDFダウンロード(PDF文章/672KB)
(注)全文(PDF文章)を閲覧するためには、「FAMILY ROOM」のIDとパスワードが必要です。

< < 2009年度論文一覧