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10/02/21 更新
 

論文詳細

『環境情報管理システム「ETSITE(イーティーサイト)」』で実現する環境経営での課題解決
-経営の意思決定・情報開示の迅速化追求-

新日石インフォテクノ株式会社
論文要旨

石油 ~ 地球46億年の人類への貴重な宝物。中古生代(ジュラ紀)に生成され、人類誕生から数百万年後20世紀をして「石油の世紀」と呼ばれるまでに、エネルギーの太宗を占めてきた石油。天然ガス・太陽光エネルギーなど石油代替エネルギーの進展が叫ばれる中、21世紀においても石油が重要なエネルギーであることは間違いない。
当社親会社の新日本石油は、石油の安定供給を自社の社会的使命として120余年の間、我が国産業と人々の暮らしを支えてきた。
一方、石油は「化石燃料」ゆえエネルギーに変換する(動力・制動・加熱・冷却など)ため燃焼すると硫黄酸化物や窒素化合物などの有害物質を出す。このため、石油業界では早期から製品の低公害化ならびに製油所・サービスステーション・出荷基地・タンカーなどの公害対策・緑化対策・省エネルギー対策に取り組んできた。日本の灯油やガソリンおよびディーゼル軽油は世界一純度の高い低公害の製品である。
地球環境問題と対策は、今や「待ったなし」の状況である。
新日本石油では、1999年から「中期環境経営計画」を策定、地球温暖化の一因とされるCO2排出削減を含め、温暖化防止対策、継続的な環境負荷の低減、環境貢献活動を柱としてグループを挙げて取り組んでいる。
新日本石油グループにおける環境情報を効率的に集約し、迅速な社内情報共有、環境会計を含む必要な環境諸施策の実行を推進するため、2004年に環境担当部門・経理担当部門とタイアップし「環境情報管理システム」を構築した。
2005年から本システムをパッケージ化し、さらにMicrosoft Excel(TM)による文書管理機能を付加して、「環境情報管理システム(ETSITE:イーティーサイトEnvironmental Total System by Information Technology)」(以下、「ETSITE」という)の外販を開始した。
現在では、多種多様な業種・業態のお客様に導入していただき、「環境経営が求める正確性/信頼性/スピードが飛躍的に向上した」との声もいただいている。
今回は、ETSITEのこれまでの構築・修正経過を整理し論文にまとめ応募させて頂いた。皆様から忌憚のないご意見を伺いながら、より高い品質の製品として確立し、環境経営での課題解決に向けて更なる迅速化を追求していきたいと思っている。

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