トラブルが続くと、現場担当者は対応に追われ心身ともに疲弊し、モチベーションが下がってくる。トラブルを減らして品質を安定させるためには、現場のモチベーションを高く保つ必要がある。モチベーションを上げるには、『現場と経営の近さを感じてもらう』『人を責めない』『人を褒める』『情報の共有化を行う』のスタンスでいろいろな施策を実施する必要がある。横断的な推進組織である品質管理部門の行動が重要である。
私たちは、アサヒビジネスソリューションズ㈱と共同で、過去トラブルの横展開、部門間のコミュニケーション不足の取り組み、社員のモチベーションアップの施策を検討し実施した。現場のモチベーションが上がると、自発的な施策がどんどん出てくる。
活動の成果は数字として表れ、2009年度上期は前年度上期に比べてトラブルを57%削減(人的ミスは64%削減)することができた。
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