クライアントアプリケーション時代からWebアプリケーション時代、モバイル時代とアプリケーションのトレンドが変化してきた(技術隆替と呼ぶ)。技術隆替により、企業によってはWebアプリとクライアントアプリが混在している。また、今回開発を行った「見積管理システム」(以下、今システムという)では、費用対効果の観点からノート端末に通信機器の採用が見送られ、Webアプリとクライアントアプリが混在することとなった。この混在はシステム側の問題がユーザーの作業効率の低下をもたらしたという悪い例である。
ClickOnceとWCF、XMLを使用することで技術隆替の果てに混在してしまったWebアプリとクライアントアプリを融合することを可能とし、システムを本来の「ユーザーをサポートする」姿に戻すことに成功した。
本論文では、今システムでの事例・提案を通してWebアプリとクライアントアプリを融合させる方法を紹介する。
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