入社して半年、毎日が勉強の連続である。
筆者らシステム・エンジニア(SE)はチームワークを大切にし、業務上の問題が発生すると、責任は個人ではなくチームにあるという認識だ。問題の原因を探るとき、はじめに議論されることは当事者の技術力ではなく、十分なコミュニケーションがあったかどうかである。
では、日々の業務を円滑に進めるために、どのような方法でコミュニケーションをとればよいのだろうか。
本論文では、業務上のコミュニケーションの改善例を筆者の業務チームの取組みや、
先輩・管理職へのインタビュー結果を交えて議論する。具体的施策として「作業のゴールの明確化」、「作業ルールの再設定」、 「チェック表の充実」、「定性的報告と定量的報告を使い分ける」を挙げる。業務チーム内の認識を一つにして安全に作業を進めることが、作業の正確さにつながることを主張する。
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