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10/02/21 更新
 

論文詳細

時系列データを眺める技術
-データの時間変化を見逃さないためにはどうしたらいいか-

独立行政法人日本原子力研究開発機構
論文要旨
大規模・複雑シミュレーション結果から特徴的な領域を発見する観察作業のために、解析者は多大な労力と時間をかけている。対象データが時間とともに変化するような時系列データである場合には、観察作業は、ますます困難となる。本研究では、この困難である観察作業を容易にするために、3次元時系列データ全体の特徴を俯瞰的に観察できる画像である時空間データマップを提案する。時空間データマップでは、縦軸に時間、横軸に空間をとり、それぞれの軸で張られる2次元空間上に、シミュレーション結果であるモデルの物理値を色に置き換えて表示する。この時系列データマップを観察することで、本来、さまざまな方向から全ステップシミュレーション結果を連続的に観察する必要があった解析作業を、たった1枚の画像を観察するだけで実現できる。また、画像から得られた特徴をもとに、元データの特徴領域に焦点を当てるフレームワークを提案する。
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