富士通メインフレームGSの「メタボ化」が進行し,長年築いてきたお客様の信頼を損なう危機に直面している.
GSのメタボとは,外のメタボ(過剰投資)と内のメタボ(リスク)によりシステムが膨張している状態と定義する.外のメタボとは必要以上に大きなハードウェアを導入している状態,内のメタボとはソフトウェアが必要以上のリソースを使用,またはシステムの信頼性,安定稼動を阻害する可能性がある状態をいう.
従来の性能評価ではGSのメタボは検出できず,新しくメタボ診断の手法を開発した.特長はCPUとI/Oのバランス(CPU/IO頻度)の診断,及びメモリの使用状況によるシステム特性の診断である.これを6つのシステム例を使い考察した.診断はあくまで手段であり,お客様によりよい価値を提供できるよう改善するのが目的である.
メタボに関するリテラシーを高め,GSの満足度向上に取組み続けている.
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