当センターでは、1999年に導入した健診システム老朽化に伴い、2006年~2008年にかけてシステム導入の課題(下記4点)を明確にしたうえで、複数拠点におけるシステム導入を段階的に実施した。
1.データの一元管理
旧システム(各拠点別のデータベースサーバ構成)から統一顧客ID管理も含むデータベースサーバの統合
2.顧客サービスの向上
人間ドック・健康診断の受診者通過管理システム導入による待ち時間の短縮
人間ドック・健康診断運用のペーパレス化および発生源入力の徹底
3.旧システムからの円滑な運用切替
新旧システムの並行稼動期間を活用した各拠点へのスムーズな新システム導入
4.セキュリティの強化
操作ログ収集機能の導入とユーザーごとの権限管理機能の導入
システム導入により、各拠点の受診情報がリアルタイムに反映され拠点間の業務連携が容易となった。また、健康管理センターにおいては受診者通過管理システム及び健診運用のペーパレス化により、お客様の平均在院時間が大幅に短縮され、検査結果もリアルタイムに反映されるようになった。
今後は売上予測機能の拡充、スピーディな経営分析を可能とする統計システムの構築、物品管理による経費コントロールを課題に健診システムを活用した健診運営業務に関する情報を可視化するとともに、システム導入後の運用改善・環境整備に取り組み、お客様と従業員双方の「しあわせづくり」に貢献したい。
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