規制改訂など製薬業界を取り巻く環境の変化、既存システムへの要望の蓄積、IT環境の進展に対応するため、医薬品の安全性情報管理システムのリニューアル開発を行った。
新システムの仕様確定にあたり重要であった課題は、次の三点である。
(1)各種規制への迅速な対応の実現
(2)既存システムに対する問題の解決
(3)既存システムの機能継承
三つの課題に対する取り組み方法は次のとおりである。
(1)データテーブル構造、データ論理チェックの仕様と実装を工夫した。
(2)75社に及ぶユーザーのシステム使用状況、要望、カスタマイズ資産を分析することで、新システムへ組み込むべき重要機能を検討した。
(3)既存システムとの機能整合性を比較し、継承すべき既存機能を検討した。
これらの取り組みの結果、ユーザー様の業務に必要
な新規機能を備え、なおかつ必要な既存機能を継承したシステムを実現し、ユーザー様にも好評を得ている。
|