現在、多くの情報システムユーザー企業が、システム部門の役割を戦略性に富んだものへ変換するために、システム開発・運用業務をアウトソーシング化している。弊社においても例外ではなく、システム開発・運用業務のアウトソーシング化を検討し、システム部の業務をよりコアビジネスに直結した企画・管理業務に集約することで、リソースの有効活用を実現しようとしている。システム開発・運用業務のアウトソーシング化、システム部業務の効率化の検討にあたり、以下2点について整理が必要となってきた。
①システム部社員で行う業務/アウトソーシング化する業務の切り分け
②システム部社員に集約する業務を遂行するために必要となるスキル
以上、2点の整理にあたり、我々はUISS(情報システムユーザースキル標準)を活用した。
UISSを活用することにより、これまで個々のシステムによってまちまちであった、システム部社員にて行う業務の範囲を明示化することが可能となった。また、UISSの指標を実際の業務と照らし合わせて用いることによって、業務及び必要なスキルを体系的に表すことが可能となった。
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