富士通ユーザー研究団体 FUJITSUファミリ会 語りあう夢、きそいあう知恵
08/02/20 更新
 

論文詳細

システム改変なしのGRID相互連携技術の開発
独立行政法人 日本原子力研究開発機構
論文要旨

 地理的に分散した資源を共有するシステムとして、GRIDが使われるようになった。しかしながら、GRIDの研究開発が各研究機関で独立に行われたため、数々のGRIDを構成するソフトウェア(GRIDミドルウェア)が互換性を持たずに開発されてきた。このような現状を打破すべく、日本原子力研究開発機構では異なる二つGRIDシステムを改変することなしに接続する技術を開発し、ドイツ・シュツットガルト・ハイパフォーマンスコンピューティングセンターにて運用されているUNICOREとの接続に成功した。開発した相互接続システムでは、計算機資源共有に必要な機能である、ファイル管理、資源情報探査、ジョブ実行を両システムからシームレスに(互いの資源の所属を意識することなく)実行できる。本稿においては、ファイル管理機能に特に重点を置き、ファイルの転送性能の測定を行い、増加分が転送時間と同程度であることが確認できた。

全文PDFダウンロード(PDF文章/616KB)
(注)全文(PDF文章)を閲覧するためには、「FAMILY ROOM」のIDとパスワードが必要です。
All Rights Reserved, Copyright (C) FUJITSU
FUJITSUファミリ会トップへ