富士通ユーザー研究団体 FUJITSUファミリ会 語りあう夢、きそいあう知恵
07/04/05 更新
 

論文詳細

ワークフロー基点のプロジェクト活動における知的財産活動の実践方法について
富士通エフ・アイ・ピー 株式会社
論文要旨

 プロジェクト管理者は,特許権や著作権,いわゆる知的財産権に関する活動の重要性を認識してはいるが,高品質短納期低価格化が要求されることにより,知的財産活動の優先度が低下する傾向にある.商談が発生し,見積受注後,設計・製造・テストと工程が進行していく中で,知的財産権に関する活動がなされているかどうか,プロジェクトの関係者ですら見えてこない.
 そこで,「ワークフロー基点のプロジェクト活動における知的財産活動の実践方法について」提案する.これは,プロジェクト活動の商談発生から納品までの作業工程をワークフローの最小単位である「コマ」を横軸に,プレーヤーと成果物の作成時期,および成果物の保管場所を縦軸にマトリックス化した物である.このワークフローをスケジュール管理ツールに写像し,プロジェクトの進捗管理を実施する.
 ここで,スケジュール管理ツールとして,予定/実績管理の基本機能に加え,マイルストーン設定の作業項目が近づけば,予め登録しているプレーヤーに期日到来を予知する機能や予定された作業終了日以降,当該作業を終えていなければ督促のアラームを上げる機能を有している物を想定している.また,ワークフローと標準フォルダとを連携させることで,相乗効果が期待できる.
 これらの仕組みにより,プロジェクト活動に知的財産の活動が確実に組込まれ,作業の取り零し防止が可能となる.

   
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