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論文詳細

ITILに準拠した運用プロセスのインプリメント方法
~3つのSで特化し3つのPを継続改善~
リーディングエッジシステム研究会2005年度研究分科会
論文要旨

 ITILは,今や情報収集段階から導入段階に入っている.しかし,どこから手をつけてよいかわからず導入に踏み切れない,または実際に導入したが期待した効果を得られていない企業が多いのが現状である.その一つの解決手段として,ピンポイント型ITIL導入を実現する「3Sインプリシート」,ITIL導入後の品質維持と改善活動の継続を支援する「登山式ロードマップ」の2つのツールを作成し,分科会参加企業3社で実際に使用した.その結果,3社とも改善すべき「3つのP」(People,Process,Product)を探り当ててITIL導入の第1歩を踏み出し,うち1社では「インシデント管理」を効果的に行うための組織編成(サービスデスクの設置)を実施した.反面,ツール使用にはITILの知識を要求してしまった.ベンダーのコンサルとの差別化を図る意味でも,2つのツールのレベルアップ(利用者を限定しない)が課題である.

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