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論文詳細

知的財産活動の見える化を実現する標準フォルダ構成について
富士通エフ・アイ・ピー 株式会社
論文要旨

 特許権や著作権,いわゆる知的財産活動の重要性が問われる世の中の趨勢に対し,大多数の開発プロジェクトにおいて,プロジェクト管理者は,これの重要性を認識してはいるが,高品質短納期低価格化が要求されることにより知的財産活動の優先度が低下する傾向にある.商談が発生し,見積受注後,設計・製造・テストと工程が進行していく中で,知的財産に関する活動がなされているのかどうか,プロジェクトの関係者ですら見えてこない.そこで,知的財産活動の見える化を実現する標準フォルダ構成を提案する.これは,前述の商談発生から納品までの作業工程を縦軸に,大項目から中小項目をフォルダ,更にファイル名を横軸に対応付けた階層化されたフォルダ構成である.
プロジェクト要員は,開発作業において何度も参照する標準フォルダの中に作業時期を位置付けることで,工程ごとの知的財産活動のタイミングや必要な成果物が認識可能となる.
また,プロジェクト共通の標準フォルダを適用することで,要員の異動においても比較的スムーズにプロジェクトに参画可能となる.
更に,副次的効果として,知的財産以外のセキュリティや個人情報の分野にも応用可能であることが挙げられる.

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