本稿では,社内向け技術セミナーの改善活動の事例紹介を行う.
UMLの社内セミナーを行うことになった背景と目的を明らかにし,現在までに行ってきた改善活動を解説する.
UMLセミナーは従来当社で多く行ってきた開発言語のセミナーとは異なった点で,さまざまな壁があった.例えば,ターゲットとなる受講者層が幅広いこと,それぞれの目的意識が大きく異なることなどである.
したがって,セミナーのスコープと目標を明確に持って,計画・実施していかないと,破綻してしまう.
開催者の立場としてのスコープと目標の立て方,受講者に目標を立てさせるための工夫など,施策について詳細に紹介していく.
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