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論文詳細

ICタグを使用した「豚トレーサビリティシステム」の開発・導入
富士通SCMシステムズ株式会社
論文要旨

  BSE(Bovine Spongiform Encephalopathy:牛海綿状脳症)の発生,産地偽装表示などが相次いだことから,食品の安全性に対する関心が急激に高まり,生産者や飼育履歴,流通経路を明らかにする必要性が顕在化した.そうしたニーズに応えるため,富士通SCMシステムズは,ICタグを使用した豚トレーサビリティシステムを有限会社十和田湖高原ファーム様に提案し,開発・導入した.弊社において,畜産分野に情報システムを導入するのは初めての試みである.
手探り状態でスタートし,電子耳標,操作性及び拡張性を工夫し,農場スタッフの協力を得ながら開発を進めた.その結果,十和田湖高原ファーム様は,豚肉で国内初の「生産情報公表豚肉」JAS規格の認定を受けるとともに,2004年11月より「豚トレーサビリティシステム」の運用を開始,これにより,「安全な食品」を求める消費者と「安全な食品」を提供する生産者をIT技術によって結び付けた.

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