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当社は,新日本石油からENEOSサービスステーション(以降「SS」という)のPOSシステム開発,展開ならびに運用を含むPOSシステムの運営全てを受託している.近年セルフSSの増加,決済手段の多様化などで,POSシステムがSS営業の要となっておりPOSの故障はSS営業にとって致命的である.
これまで当社では,極力障害頻度の少ないハードの選定や障害復旧の迅速化などの対策を講じてきたが,稼動中のPOSシステムの老朽化により障害頻度は増加傾向にあり,特にハードディスク故障においては顕著となってきた.
そこで,当社の運用品質向上活動の中で,「障害時の対策」から「障害前の対策」へとコンセプトを見直したことにより,ハードディスク障害予兆検知システムが生まれた.現在では8,700拠点のPOSに搭載されている17,400台のハードディクスを対象に当該システムが稼動し,効果を得ることが出来たので紹介させて頂く.
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