国立大学の独立法人化に伴い,大学におけるシステム構築の在り方を見直す必要があり,一般の利用者(主に学生)が利用することなく,一部の研究者,学生が利用するための高価な専門ソフトウェアの導入などに費用を費やす,研究重視のシステム構築から,幅広い利用者に対し,教育重視,利用者の利便性を重視したシステム構築が求められた.今後の大学の在り方を模索しながら,将来を見据えたシステム構築への足掛かりとなる今回のシステム構築では,従来の高価なサーバや計算機の導入ではなく,利用者の利便性を重視したパソコン台数の大幅な拡充やシステム間の利用者における認証の連携及び管理者の負荷軽減によるシステム保守の容易性を実現するシステムを構築した.
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