自社で開発したJavaフレームワークが社内に普及していくにしたがい,長期的に維持・利用する必要が出てきた.それに伴い,業務システムで使用する複数アプリケーション・サーバ上でのテスト・コスト増大,機能拡張時のリスク,マルチスレッドにおける不具合の検出が困難などの問題が発生するようになってきた.
この問題を解決するために,エクストリーム・プログラミングと,テスト駆動型開発をヒントに,自社フレームワークに対するテストを自動化した.
その結果,複数アプリケーション・サーバ上でのテスト・コスト削減,機能拡張時のリスク低減,マルチスレッドにおける不具合の検出を容易にして改善を図った.
今後は,テストプログラム作成におけるコスト削減について調査し,テストプログラムのコードカバレッジ率100%を達成していく.そして,今回のテストの自動化における成果を,業務システムのテストの自動化に活かしていきたいと思う.
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