工学院大学 畑村洋太郎教授の提唱する,失敗のプラス面に着目し活用することの重要性を説く「失敗学」の考え方を情報システム分野に適用する方法を述べる. 情報システム分野の失敗事象は,目に見えにくく隠れてしまいやすい.潜在しがちな失敗を可視化する方法を徹底的に探求し,現場で使える実用的な「失敗リサイクルツール」を考案した. このツールの有用性について,失敗事例のインタビュー実践による仮説検証結果から,今後の活用の方向性について提案する.
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