FUJITSUファミリ会-語りあう夢、きそいあう知恵-

論文詳細

オープンソースで実現するオフィス文書共有システムの構築
FUJITSUファミリ会関西支部 平成16年度ITフォーラム「Linux研究会」Aグループ
論文要旨

   昨年(2004年),FUJITSUファミリ会関西支部主催のIT研究フォーラムに参加した.フォーラムは半年間に渡り計11回開催され,最終回は研究成果発表会が実施される本格的なものであった.
さまざまな企業から,年齢も20~40才と幅広いメンバーが集い,8名で構成される我々Aグループは,Linux上で動く全文日本語検索ソフト「Namazu」を元に,オフィスで使われる文書で特に頻度の高いWORD,EXCEL,PDF,HTMLを対象にした文書共有システムを構築した.
個人で作成された文書を各ファイルサーバにある共有フォルダに置きさえすれば,文書の内容を日本語キーワードで簡単に検索できるものである.これにより,よく似た内容の文書を検索でき,雛型として活用する事で生産性を上げるのが目的である.
工夫した点として,(1)すべてのソフトをオープンソフトから採用し,費用をかけないでシステムを構築した.(2)各部署ごとにファイルサーバが設置されている場合を考慮し,1度に複数のサーバを検索の対象とする様にした.(3)全文検索に必要なインデクスを毎日決められた時間に自動で作る様にし,情報の鮮度を保つ様にした.の3点が挙げられる.
今回論文として残すことで,今後各社でのシステム構築の基礎にできる様,具体的な事例としてまとめた.

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