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これまで医療・福祉・金融機関の親展郵便のような機微情報を含むダイレクトメール(DM)の発送を外部に委託する際に，その過程で情報が流出する懸念があった．
そこで，インターネットを利用した安心できるファイル交換システム(以下PALne/PS)を開発した．
特徴は，データの暗号化・復号化(暗号化されたデータを元に戻す)に必要な鍵を4人のデータ取扱者が持つICカードに分割して管理する「割符方式」(特許出願)にある．
送信・印刷・発送過程で人手を減らし，リスクを軽減するとともに，使用するパソコンを専用端末化して誤操作を極限まで抑えてある．
個人認証機関として公的データセンターを用いるビジネスモデルを確立し，自治体の印刷業務アウトソーシングや，データ処理アウトソーシングなど，ファイル転送を行う場面で幅広く利用できると考えている．
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