企業におけるコーチングは上司が部下に対して行う,部下育成の手段として考えられており,最近導入する企業が増えてきている.しかし,実際のプロジェクトではうまく生かされていないのが現状である.
コーチングとは,自分がどうありたいのかを明らかにし気づきを行動に繋げることである.「自分はどうありたいのか」と「自分は何をするか」というのは両輪で考えていくことが必要である.
組織のパフォーマンスを上げ,プロジェクトでコーチングを生かすための私の考えと実施した適用事例を中心に紹介する.特に工夫した点は,コーチングステップ表による現在の段階の把握,研修とビジネスコーチングを組合せたサンドイッチ方式の導入である.
|