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論文詳細

基幹ネットワークの実践的キャパシティプランニング
新日石インフォテクノ株式会社
論文要旨

   インターネットの爆発的普及を背景に,企業の基幹ネットワークも基幹業務システム,グループウェア,音声,画像等をIPネットワークに統合する流れが進んでいる.
この統合ネットワークのキャパシティプランニング及び日常監視について,従来型のトラフィック管理では,広帯域化のスピードに追随していくのは困難である.
"トラフィックを管理する"から"レスポンスを管理する"という発想の転換を行い,PINGという一般的なツールを駆使することとした.手順は以下のとおりである.
基幹業務画面のレスポンスタイムをPINGレスポンスタイムに換算する.主要拠点に対して5分間隔でPINGを打ち,レスポンスタイムを取得しDB化する.このDBを一定の基準により集計することでネットワークのキャパシティプランニングが可能となる.また,このDBをWebで検索しグラフ表示することにより,ネットワーク品質の状況が数値化,可視化できる.
これらによりタイムリーな回線増速の判断,ネットワーク運用管理の効率化が実現できている.

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