FUJITSUファミリ会-語りあう夢、きそいあう知恵-

論文詳細

EA推進においての開発標準化データベースの構築について
グローバルフォーカス 株式会社
論文要旨

   プロジェクトの開始前に,開発手順,ツール,規約・基準類をどこまで完全に準備できるかは,システム開発の生産性向上,品質確保のための重要な要因である.
   通常は,これらの実現に,過去のプロジェクトを参照・流用する場合が多いが,残念ながらこの元となるプロジェクト資産が利用可能なレベルで残されていることは少ない.そのため,整備するための工数が予想以上にかかったり,場合によっては新たに一から作成することもある.
   当社においても,このようなことの繰り返しにより,いくつもの個別のプロジェクトにおいて「相当な費用をかけて同じ様な開発環境が作られている」という状況が発生していた.
   そこで,これまでの開発プロジェクトのノウハウを集結し汎化した上でリファインすることで"プロジェクトスタンダード"を確立し,さらに情報共有のためデータベース化を行った.これにより当社におけるプロジェクト管理,システム開発の標準が明確となり,非効率な重複作業が排除されつつある.
   今後は,これらを発展させ,EA(Enterprize Architecture)を踏まえた,企業統治の実現につなげるシステムとして拡大する予定である.

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