低迷した経済の再生を目指し,関西では関西経済連合会が中心となって地域活性化に取り組んでいる.ロボットもその取り組みの一つであり,当社でも新しい社会インフラとして『街角ロボット』を提案し,安全,安心で快適な街づくりに貢献する新たなビジネスを創出する.これは街なかの自動販売機を環境埋め込み型ロボットとしてネットワークで接続し,街と人とのインタフェースとすることで,街のあらゆる情報・状況を収集し,そこから適切な判断を発信して街角見守りシステムを実現するものである.データセンターでは,街角ロボットから収集された街の情報がデータベース化され,情報エージェント機能では街角ロボットを通して,利用者,住民へ適切な情報提供や誘導をおこなう.また,ワイヤレスメッシュネットワークやアドホック通信を利用することで,フレキシブルで運用費の軽減が可能な新しい社会インフラとしてのネットワーク網の構築をおこなう.
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