FUJITSUファミリ会-語りあう夢、きそいあう知恵-

論文詳細

旅費精算システム導入による交通費の実態把握
-業務プロセス改革と制度改革でコスト削減-
学校法人 産業能率大学
論文要旨

   近年の交通機関の運賃多様化によって,出張における交通費の実費を把握する必要性が高まっているが,本学の業務環境による制約でその実現は困難だった.加えて,出張旅費を事前支給する制度を取っていたことから,顧客の依頼によって日程や訪問場所(経路)が変わると差額を追加出金・返金する事務処理が生じるなど,業務プロセス上の問題を抱えていた.
   これらを解決するため,旅費精算業務の全体的なプロセス及び出張規程を抜本的に見直すとともに,航空会社,JR及びカード会社が提供するビジネスモデルを積極的に活用して「旅費精算システム」を構築した.
   その結果,(1)精算制度を変更したことによる事務作業の削減,(2)切符をコーポレートカードで購入することによる実費確認,(3)WEB画面入力へ切り替えてデータに基づいた一連業務のワークフローシステム化など,交通費の透明性確保及び業務全体の効率化を主眼とした本学独自の旅費精算業務プロセスを実現できた.

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