製薬ASPサービス『PostMaNet (医薬品市販後調査データ収集システム)』は,医薬品が市販された後に,製薬企業が医療機関からその効果や副作用情報,有事事象などをインターネットを使って収集するシステムである.
副作用や人命にも関る情報を扱っているため,製薬企業はシステム障害に対して非常にシビアであり,加えて,ほぼ24時間稼動のシステムであるため,信頼性のある安定したシステムが必須である.
本論文では,このような厳しい要求に応えるために『PostMaNet』で実施した以下の3点の改善点についての取り組みとその成果について報告する.
1.サーバ監視の増強
2.障害時連絡体制の強化
3.システム修正時のバリデーション(正当性の検証)実施
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