FUJITSUファミリ会-語りあう夢、きそいあう知恵-

論文詳細

競争優位を実現する製造業向けERP/SCMシステムの構築
安川情報システム 株式会社
論文要旨

   従来から効率化と迅速化を目指した情報システムの構築を行ってきた.各システムは構築当時の最新情報技術の適用により,その時代のニーズに合った機能を実現してきた.しかし,昨今のグローバル競争の激化する中,CS(顧客満足度)向上を目標に「全体最適」を目指すため,再度,顧客の視点でシステムを見直し,SCM(Supply Chain Management)を基調とした新システムへの全面再構築が必要となった.
   新システムでは実行系をERP,計画系をSCMと両システムを柱としたビッグバン導入を実施している.両システムは,本来の機能に加え,需要予測情報の収集機能からベンダへの部品所要量の公開にいたる供給連鎖を考慮するとともに,ユーザインターフェースの簡素化や自動処理機能の充実を図っている.しかし,このシステム要件を満たすために運用面で大きな課題が発生した.夜間処理時間の増加とレスポンス問題である.本論ではこの課題に対するシステム安定化への対策実施事項も合せ紹介する.

全文PDFダウンロード(PDF文章/0.36MB)
(注)全文(PDF文章)を閲覧するためには、「FAMILY ROOM」のIDとパスワードが必要です。