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論文詳細

日本型ワークフローを用いた建設作業所における月次報告業務の改善
清水建設 株式会社
論文要旨

   製品版ワークフローは申請側より承認側に作業負荷が集中してしまい,日本企業のトップ管理職が求める「最新の情報を,まとめて,早く,楽して見たい.」という要望を満たしにくい.また,サイクリックな報告業務に欠かせない前回報告のフィードバック機能が不足している.そこで,「申請」「承認」「代行」等のワークフロー基本機能を確保しつつ,あらかじめスケジューリングした日時に掲載内容を一括切り替えする方式のWeb版月次報告システムを独自に考案し日本型ワークフローと命名した.他にも,既存データベースを参照することで申請側の重複入力を回避したり,報告履歴をストックし省スペース化を図るなど工夫した.建設作業所の複数の月次報告業務に適用した結果,申請側は報告作業が軽減し,承認側は報告一覧から紙をめくる感覚で内容の確認ができるようになり,報告全体の迅速化が図れた.帳票からイントラへも速やかに移行でき,報告業務を改善できた.

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