中部電力(株)では,平成14年度末までに社内基幹業務用のシステム基盤の再構築を実施した.再構築にあたって重視した要件(目的)は以下の3点である.
○オープンシステム化(コストダウン,新規業務ニーズ対応,業務効率向上等)
○既存資産の有効活用(業界標準と既存システムの協調,開発期間短縮)
○統合的な運用管理機能(新規システム基盤導入に伴う運用管理費用増大の抑制)
これらの要件に対し,具体的には次のような手法をとることで当初目的を達成した.
●多数のシステム間連携機能(EAI)の強化(ファイル/非同期メッセージ連携・ジョブ管理)
●メインフレーム・サーバを統合したストレージ環境(SAN)の構築
●メインフレーム・サーバ共通の印刷基盤(帳票の電子化)の構築
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