FUJITSUファミリ会-語りあう夢、きそいあう知恵-

論文詳細

建設会社のシステム統合構想
株式会社白石
論文要旨

   かつてない建設不況のなか,建設各社には営業戦略を支える新システムの展開と既存システムの効率化やシステム部門の縮小といった相反する課題がある.余裕のない中堅以下の建設会社はそれをなかなか実現できずにいるが,5~6社が協力して情報システムの共通部分を共同開発,共同運用すれば25%のコスト低減になると試算できる.これは売上高500億円の会社で毎年約5,000万円の利益に相当する.
   このシステム統合を実現するには,共通仕様の調整,開発手法の決定,システム開発及び移行において大変な困難が予想される.しかしそれを克服すればコストダウンと組織のスリム化,人材の有効利用につながり大きなメリットとなる.
   筆者はグループの関連企業を窓口にして,同業他社への働きかけを始めた.本構想に賛同してくださる企業(経営者)が4~5社集まった段階で本格的にプロジェクトを立ち上げる計画である.

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