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論文詳細

金融機関における渉外・窓口支援システムの構築
株式会社滋賀銀行
論文要旨

   当行は,厳しい金融環境中,早くからITを銀行経営に取り入れた施策を展開してきた.行内のネットワークインフラを整備し,データウェアハウスを構築し,それらをバックボーンとしてチャネル系・業務系システムを展開するといった順で進めた.
   その中で,渉外・窓口支援システムは,お客さま中心のCRMを目指す当行の営業基盤システムである.(1)ターゲティング(魚群探知)機能,(2)交渉履歴管理機能,(3)行動計画・実績・成果管理機能,(4)収益情報・計数参照機能の4機能をまずリリースし,システムを充実させ操作性を向上させるとともに,業務の流れの中で利用者サイドに立ち,営業推進を支援するきめ細かな工夫を加えてきた.
   営業のプロセスを管理し,マネジメント支援機能とともに,お客さまとの接点を大切にして継続的推進をはかり,お客さまの生の声からニーズを把握するマーケットインの実践システムである.銀行が提供するさまざまなチャネルを統合して,お客さまとの関係をマネジメントする,まさにCRMを支援するシステムと自負している.

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