FUJITSUファミリ会-語りあう夢、きそいあう知恵-

論文詳細

ソフトウェア開発プロセスのユーザビリティ評価組み込み必須化
株式会社富士通インフォソフトテクノロジ
論文要旨

   近年,ISO13407という国際規格の制定を背景に,ユーザビリティに対する重要性が高まりつつある.そういった状況の中,当社は国内で初めてソフトウェア開発工程にユーザビリティ評価を全面的に組み込む体制を確立した.すなわち,当社で販売している全製品に対して,開発プロセスの上流工程から,プログラム検査工程に入るまでの間に,最低三回のユーザビリティ評価の実施を義務付けて運用を行っている.その結果,開発プロセスの上流工程からユーザビリティ上の問題点を多数検出することができるため,高品質なプロダクトをターゲットユーザに提供することができた. これらの成果は開発コストの低減,ブランドイメージの強化,売り上げの向上に寄与していると考えている.今後は,ユーザビリティ向上によるコスト効果を定量的に測定するとともに,ユーザビリティ活動の効率化を図っていきたい.

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