十数年を経過したメインフレーム系ホストシステムの保守において,今日的なシステム課題にどう解決を図っていくか.基幹系ホストとサーバのデータ転送による連携は,ホストの課題を切り出して解決するための一つのフレームワークとなっている.「カード不正利用探知システムFalcon™の導入開発」は,ニューラルネットワーク技術をサーバ上に導入し,基幹系ホストに直結する新しいシステムを構築した1事例である.
海外パッケージを使用した今回の事例では,導入のためのインテグレーション方法と同時に,企業の業務システムに精通した保守SEによる,導入企業での有効性実証,及び,企業システムへの融合といった側面が重要となった.また導入開発によるノウハウ集約は,システムの共同利用型という新たなサービススキームとして展開した.
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