ISDN及びDAで構築したネットワークをADSL+IPSecによる自営VPNネットワークで再構築し,コスト削減と回線の高速化を図った.全社的には東北4県に広がる支店網であるが,今回はテスト的に青森県内の支店網のADSL+IPSec導入を行った.
グループウェアの利用頻度がたかくなったことや,支店の新設が相次ぎ通信費の増大に歯止めがかからない問題,本社RAS回線がビジーになるなどの問題解決とともに,サーバ・ベース・コンピューティング(以下SBCという)へ移行するための広帯域,定額・常時接続のネットワークインフラを構築することが目的である.今回の再構築で,ネットワークの帯域を8倍に,通信費を半分に圧縮することに成功した.今後は,SBCの評価・検証を実ネットワークを使って行う.また,ADSL回線の障害に備えダイアル・バックアップへの対応も準備しておく必要があるだろう.
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