FUJITSUファミリ会-語りあう夢、きそいあう知恵-

論文詳細

データ中心アプローチによる業務設計について
グローバルフォーカス株式会社
論文要旨

   業務モデルは,関係者間で業務の目的や内容について認識を一致させるためのものであり,開発の前提として必要不可欠なものある.しかし現実にはその目的を達しきれず,後工程で大量の修正を発生させてしまうことが多い.その原因としては「モデルの書き方が決まっていない」「モデルの作成に相当のノウハウを必要とする」「モデルから改善点を見つけ出しにくい」ことにあると思われる.そこで,モデル作成の手順が決まっており,改善点の発見手順も整備されているT字型ER技法を用いることで上記の課題を解決することができた.当社の内部システムの業務設計では38テーブルにおよぶシステムの業務設計が1.2人月で完成できた.なお,残る課題としてはシステムの動的な側面の記述と複数の対処策の比較検討などプロセスからの方が把握しやすい部分の記述方法であるが,これはDOAに則った単純入出力プロセスを明示する方針で,表記法を検討する.

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