データ分析・データベース設計といえば「正規化技法」だが,一般的な技法の知識だけでは,実際のデータベース設計に適用するのは難しい.
そこで,ほかの技法でデータ分析を進める中で,データ分析の普遍的実施要領として得られたノウハウで「正規化技法」の実務的実施要領を整理すると同時に,データ中心アプローチの解説では,さりげなく回避されている導出項目の取り扱いの問題について,実装を踏まえた整理の基準・要領をまとめる.
またデータベースと設計とプログラムの設計は関連がないと一般に認識されているが,データベースが本来に一元的で共用可能なデータ基盤として確立された場合に,その形を最大限に生かすデータベースの実装要領について述べる.
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