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川崎製鉄千葉製鉄所では，リードタイム短縮，納期達成率向上などの市場ニーズに応えるため，1999年11月に生産管理システム再構築を目的としたプロジェクトを発足させた．まず第一にブラックボックス化されつつある古い基盤機能の解読や，システム間に跨る機能・データの不整合解消に着手し，生産管理の基盤機能を再整備した．次に，設備や生産品種毎に分離していた管理系システムを，高いトランザクション処理能力，無停止性，資産継承性等の観点で基幹プラットフォームに相応しい特長を持つ富士通グローバルサーバ上に統合した．その結果，製鉄所規模におけるデータの一元性が確保され，生産管理基盤機能の一層の精度向上と，効率的な全所統合スケジューリングシステムの構築に成功した．これらにより製造リードタイム3日短縮，製造ロット5%アップ，余剰現品発生量の50%減少などの大きな効果が既に得られている．
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