企業活動の国際化と,会計/金融のビッグバンが急展開する中,日本の会計制度が「個別決算」が主で,「連結決算」が従の国内会計基準から「連主単従」の国際会計基準へと変化してきている.当社は,"このような状況に対応できない企業は資本市場からの撤退すら余儀なくされる"という危機意識をもって,企業の経営スタイルそのものを見直し,連結決算を中心とした経営管理への改革に取り組むこととなった.
当社は約40社のグループ会社を抱えているが,それまで連結決算中心の管理は不十分であった.「連結経営」の基盤を構築するために,制度連結と管理連結の新たな統合システムの実現を目指して,今回,富士通株式会社殿の提供するパッケージソフト"GLOVIA"の導入をおこない新たな一歩を踏み出した.
本文は,その取り組みの内容を報告すると共に,今後の課題も列挙しながら,自らの取り組みへの決意としたい.
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